大正時代に設立された音楽販売会社の星光堂。
多くの人が星光堂でCDなどを購入した経験があるのではなかろうか。
筆者も少年時代に、イトーヨーカドーに入っていた星光堂でCDを買った。
初めて買ったCDは「藤井フミヤのトゥルーラブ」だった。このCDを買ったのがまさしく星光堂だった。
そんな星光堂が残念ながら倒産(特別清算)した。
星光堂は今回特別清算で会社を解散させている。
というのも星光堂は大手玩具卸のハピネットの傘下に入っており株式会社星光堂マーケティングとして成長している。事業は星光堂マーケティングとして引き継いでいるのだ。
以前からあった星光堂は特別清算によって解散したが、引き続き音楽事業は星光堂マーケティングが継続して行く。
星光堂は負債56億8100万円に陥ってしまった。
絶頂期の1999年には、売上高約1586億をあげるほど良い時期もあった。その当時はみんながCDを聞いていた時代だった。
しかしその後、アップルがCDなしで音楽を聞けるストリーミング配信を始めたり、YouTubeが音楽を配信したりなどして、CDで音楽を聞くことが極めて少なくなった。
そう行った背景もあり星光堂は2018年の売上高は約307億にまで落ち込んでしまった。20年で5分の1まで落ち込み、倒産(特別清算)に至ってしまった。
大正時代から始まった星光堂。音楽業界を牽引する存在だっただけに寂しい気持ちでいっぱいだ。
しかし、星光堂の理念は星光堂マーケティングが引き継いで行く。今後も日本の音楽市場を牽引してくれる存在になってほしい。


