1921年に設立されたCD販売大手のHMVが2回目の倒産に至った。
英国で生まれたこの会社はCD販売でトップシェアを誇っていたが、音楽がネット配信になりCDで音楽を聴かなくなるようになるとHMVの売り上げは急降下していった。
2013年にも一度経営破綻している。再起を計ってもう一度頑張ったが残念ながらHMVは2018年に倒産に至ってしまった。
日本にあるHMVは現在ローソンが買収して運営しているため今回の倒産に直接的な影響はない。
しかし、音楽がネット配信になって行く中でCDやDVDの存在価値は薄れてきている。
かつてレコードがCDに地位を奪われ衰退しているのと似ている。レコードがCDに変わった時はそれでもまだよかった。物として売買できたからレコードがCDに変わっても販売店は大きなダメージはなかった。
しかし現代ではCDやDVDの物自体が必要なくなっている。それに伴い販売店や再生機器も不要になっている。
音楽を聞くことはこれからネット配信がメインになって行く中で、日本のHMVも今後どのようになって行くのか。
英国HMVの道を進まないことを願う。


